感染予防について

新型コロナウイルス感染症による影響で生活が一変しました。一人ひとりが感染症に対する基礎知識を正しく知っておくことで、日々の感染症予防対策に役立てることができます。

なぜ、冬はウイルスが流行するの?

ウイルスと気温・湿度の関係

ウイルスは、低温・低湿度を好みます。空気が乾燥し、気温が下がる冬はウイルスにとって最適な環境です。空気が乾燥するとウイルスの水分が蒸発し比重が軽くなるため、ウイルスが空気中に浮遊して伝播しやすくなります。

人間の免疫力の低下・乾燥の関係

寒い季節になると、体温が低くなり代謝機能や免疫力も低下してしまいます。本来ウイルスの侵入を防いでいる鼻や喉の粘膜が空気の乾燥により痛み、ウイルスの感染が起きやすくなります。

以上の2点から、ウイルスは冬(寒い季節)に流行すると考えられます。

感染リスクが高い5つの場面とは?(新型コロナウイルス感染症)

1 飲酒をともなう懇親会等

1 飲酒をともなう懇親会等

敷居などで区切られていない狭い空間に、長時間、大人数が滞在すると、感染リスクが高まります。また、回し飲みや箸などの共有も感染のリスクを高めます。

2 大人数や長時間におよぶ飲食

2 大人数や長時間におよぶ飲食

長時間におよぶ飲食、接待を伴う飲食、深夜のはしご酒は、短時間の食事に比べて感染リスクが高まります。
5人以上の飲食では、大声になりやすくなるため、感染リスクが高まります。

3 マスクなしでの会話

3 マスクなしでの会話

マスクなしに近距離で会話をすることで、飛沫感染やマイクロ飛沫感染での感染リスクが高まります。

4 狭い空間での共同生活

4 狭い空間での共同生活

狭い空間での共同作業は、長時間にわたり閉鎖空間が共有されるため感染リスクが高まります。

5 居場所の切り替わり

5 居場所の切り替わり

仕事での休憩時間に入ったときなど、居場所が切り替わると気の緩みや環境の変化により感染リスクが高まることがあります。

感染防止をしよう

冬に流行りやすいウイルスに感染しないためには、どうすれば良いのでしょうか?

咳エチケット

咳エチケットをご存じですか?
インフルエンザをはじめとして、咳やくしゃみの飛沫により感染する感染症は数多くあります。「咳エチケット」は、他人に感染させないために、咳・くしゃみをする際に、マスクやハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえることです。電車や職場、学校など人が集まるところで実践することが重要です。

正しい咳エチケット

マスクを正しく着用(鼻から顎までを覆い隙間がないように)しよう。

咳やくしゃみをするときは、ティッシュやハンカチなどで口と鼻を覆い、使用したティッシュは、すぐにゴミ箱に捨てましょう。
※手を洗うことで、病原体が広がらないようにできます。

咳やくしゃみするときは、上着の内側や袖(そで)で覆う。

マスクの着用について

正しい手洗い